バリアをなくして導き出すチームパラリンピックのムーブメント(その2)Magazine2018年01月15日share facebookshare xshare pinterestshare lineshare hatebu「たとえば、センターの中心部では、ちょっとした記者会見ができるスペースを設けてあります。ある競技団体が記者会見を開催したとします。すると、そこで何をしているかが丸見えになります。また、その記者会見の様子がテレビで放送されたり、記事としてさまざまなメデイアに掲載されると、行動したことによって生まれた成果をリアルに体感できるわけです。記者会見でどんなことをすればいいのかリアルに体感できるわけです。記者会見でどんなことをすればいいのか、効果がどういう形であらわれるのかを知ることで、それまで記者会見などをしたことがなかった競技団体が『自分たちもやってみよう』と行動へと移すことができるようになります。そして、これまで経験がないことであれば、パラサポや周囲の団体に質問を投げかけ、人同士のコミュニケーションも生まれます。結果として、物理的なバリアを取り払うことで心のバリアも取り払われるといういい効果が生まれ、これがチームパラリンピックとしての空間をつくっていくのです」(渡邉) オリンピック種目の競技団体のように大きな枠組みで活動できないところがまだまだ多いパラリンピックの競技団体。しかし、パラサポや関係団体とともにさまざまな課題に取り組むことで、確実に力をつけていることもまた事実。そして、ここに「よくできている」の真意があると言えるだろう。 徐々にそして確実に進化するパラリンピック競技団体。この先、パラスポーツをどう盛り上げていくのだろう。そして、20年の東京は、どのようなパラリンピックになるのか、期待せずにはいられない。 写真/甲斐啓二郎 文/編集部« パラリンピアン会社員、東京パラリンピックで金メダルに挑戦 福井 正浩(その2)レーシングカー開発で培われたカーボン成形技術 東レ・カーボンマジック株式会社(その1) »pr blockhttps://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-06423-9https://www.j-n.co.jp/books/genrelist/lgenre1/mgenre5/sgenre97/https://psm.j-n.co.jp/mecenat-booth/https://psm.j-n.co.jp/category/federation/https://psm.j-n.co.jp/shop/