Road to 平昌~アルペンスキー~(その3)Magazine2018年02月16日share facebookshare xshare pinterestshare lineshare hatebu女子スタンディングは日本体育大学スキー部の本堂杏実が優勝。女子シッティングで優勝した村岡桃佳は男子入賞者を上回るタイムだった。速報掲示を見た村岡は「スピードが出ていると感じていた」と言い、今シーズン取り組んできた練習の手応えを感じていた。 最終日は大回転2戦目。男子シッティングは狩野が優勝。男子スタンディングは三澤が連勝した。女子スタンディングでは本堂が前日に続き勝った。 3月下旬の大会では、気温上昇で柔らかくなった雪のため、思い通りのすべりをしにくくなることが多い。今大会でも好天、雨交じりの降雪、霧と、レースコンディションがめまぐるしく変化した。こうした環境に対応するスキーテクニックもアルペンレーサーには求めらる。そこは世界トップレベルの日本代表選手たち。状況に合わせてすべることで結果を出したのはさすがだ。 今回のジャパンパラ競技大会では若い選手たちの活躍が目立った。次世代育成選手として高橋、本堂、チェアスキーの佐藤林平(飯山高校スキー部)が代表合宿や一部の海外遠征に参加している。 本堂はU 18ラグビーの日本代表に選抜された経験があり、ラグビー部で日本代表を目指していたところ、スキー監督にスカウトされた。 日体大スキー部部長の竹越誠氏は、「体力測定で運動能力が優れていた。スキー経験があると聞いて、実際にすべらせたところ可能性を感じた。目標はパラリンピック」と期待する。 長野県在住の佐藤は、代表選手が拠点としている県内スキー場で代表チームの練習に参加してきた。「先輩(森井大輝)から丁寧なエッジングをするようにとアドバイスをもらった」と言い、世界チャンピオンの背中を追いかける。 今年はいよいよパラリンピックシーズンだ。ワールドカップ総合優勝を通算3回、世界選手権でも優勝しているメダルコレクターの森井が、手にしていないパラリンピックの金メダルを獲ることはできるのか。また着実にランキングを上げてきた村岡のすべりからも目が離せない。 写真/高須力、安藤啓一 取材・文/安藤啓一« Road to 平昌~アルペンスキー~(その2)Road to 平昌~ノルディックスキー~(その1) »pr blockhttps://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-06423-9https://www.j-n.co.jp/books/genrelist/lgenre1/mgenre5/sgenre97/https://psm.j-n.co.jp/mecenat-booth/https://psm.j-n.co.jp/category/federation/https://psm.j-n.co.jp/shop/