
スマホがつなぐ、助けあいアプリ「may ii」の提供開始!
電車の中でお年寄りや妊婦さんに席を譲ろうか迷ったのに、ためらって声をかけられなかった。
目的地への行き方がわからず誰かに助けてほしいけど、聞く勇気が出ない…。こんな経験はありませんか?
大日本印刷株式会社は、街中の移動に困っている人と、そうした人を手助けしたい人とをつなげる
「DNPソーシャルアクションサービス may ii(メイアイ)」のスマートフォンアプリの提供をはじめました。
現時点での利用エリアは、東京市ヶ谷周辺・東京渋谷周辺・福岡天神周辺・北海道札幌周辺の4地区。
エリア内では上記のような困りごとを約30あるリストの中から選んで依頼することができます。
アプリ内では、「リクエスター」と「サポーター」をGPSの位置情報を使いマッチングさせることができます。
リクエスターが「助けて」とお願いを発信すると、周囲のサポーターに通知が届きます。サポーターが依頼に立候補して、リクエスターが決定するとマッチングが成立!
アプリ内のチャットでお互いの服装の特徴や状況を伝えるなど、対面までに必要なメッセージをやり取りできる仕組みです。
お互いの位置はGPSで確認することが可能です。
目印としてスマホ上にお互い同じ色の「May iiカラーカード」を表示することで、街中でもスムーズな発見を実現します。
また「May ii」では、手助けをすることでポイントを貯めることができます。
ポイントが増えるとアプリ内のキャラクターが成長するので、楽しみながら手助けを続けることができます。
このような特徴から、「ちょっと困った」と「助けたい」という気持ちをスマホを通してつなげ
“手助け”という価値あるコミュニケーションが溢れる社会を目指します。
「May ii」はもともと1人の大日本印刷の社員が社外メンバーとの共創で生み出したアイディアであり、
その後、社内で共感する社員が集まって有志プロジェクトとして始動しました。
東京2020オリンピック・パラリンピックでは世界中から多くの方が集まります。
サポートを必要とする人への声かけがたくさん生まれ、支え合いを感じられる。そんな「訪れてよかった」と思える街を目指して準備を進めた背景もあるそうです。
誰もが移動に困った人を自然にサポートできる社会の実現を目指して、これから大注目のサービスとなるでしょう。
<「may ii」WEBサイトはこちら>
取材・文/編集部