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  「ちょっとした気遣い」ができる社員が増えてほしい 【有重 哲 副社長インタビュー】~JXTGエネルギー株式会社~(3)

「ちょっとした気遣い」ができる社員が増えてほしい 【有重 哲 副社長インタビュー】~JXTGエネルギー株式会社~(3)

“ENEOS”ブランドのサービスステーションで、一般の方にも馴染みがある「JXTGグループ」。 CMや各種障がい者スポーツ団体への支援など、パラスポーツへのサポートが注目されている。 パラ競技会イベントなどにも先頭に立って参加している有重 哲副社長に同社の考え方や将来への展望をお聞きした。 当社は、JXTGグループの行動基準のひとつである「健全な職場環境の確立」に基づき、社員一人ひとりがダイバーシティ&インクルージョンの重要性を理解して、相互に尊重し、協力し合い、成長しあう組織風土の醸成に取り組んでいます。 本社をはじめとして、全国の事業所(製油所・支店など)でも障がいのある社員が働いており、その障がいに応じた就業に配慮をするとともに、障がいのある社員とそうでない社員がともに気持ちよく働くことのできる職場環境づくりを目指しています。そのような職場環境の実現には、社員一人ひとりの意識が重要です。 東京2020パラリンピック競技大会を機に、パラスポーツに触れることで、楽しく、皆で一緒に盛り上がりながら、まわりの方に「ちょっとした気遣い」ができる社員が増えて欲しいと思います。 企業対抗のパラスポーツ大会にも積極的に参加。「スポーツなので、負けると純粋に悔しいです!」   パラスポーツの応援やパラアスリートとの交流を通じて、社員の視野・考え方の幅が広がっていくといいなと思いますし、その変化も感じています。さまざまな個性をもった社員同士が相手の立場や状況を思いやり、自然に協力し、手を差し伸べられる、そのような暖かみのある職場環境づくりにもつながっていくのではないでしょうか。   また、当社は、スポーツの振興や次世代の育成を積極的に推進しています。社会人チームとして野球部・女子バスケットボール部を運営しており、スポーツを通じた社会貢献活動を推進しています。先ほど申し上げました「ダイバーシティの推進」および「社会貢献活動の推進」の一環として、(NPO)日本身体障害者野球連盟(2007年~)および一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟(2006年~)には継続的に協賛しています。いろいろな大会に社員が応援に行って、当社オリジナルの応援グッズを配布するなど積極的に動くことで、大会の盛り上げに協力しています。 特に社員の応援では、2016年から、パラスポーツの応援に参加する社員を「応援観戦サポーター」と名付け、積極的に参加を募っています。現在までにのべ500名以上の社員が応援観戦に参加しました。応援観戦サポーターは、年々増えており、2020年のパラリンピック競技大会では、これまでで一番多くの社員に参加してほしいと考えています。 また、社内においても、東京2020大会に向けて、「知る・観る・参加する」をキーワードに、パラスポーツをより深く理解し、体験する活動を展開しています。社内のレクリエーションとして、ボッチャ大会を開催したり、企業対抗のパラスポーツ大会(オフィス de ボッチャ)に参加したりして、多くの社員がパラスポーツを楽しんでいます。   「パラアスリートの河合純一さんに社内講演会に来ていただき、『目標を持って進んでいくことの大切さ』を改めて実感。感動しました」   2020年の東京パラリンピック大会をきっかけに、パラスポーツの魅力に触れ、一生に一度の感動を味わってもらい、2020年以降もパラスポーツの応援観戦や大会の運営ボランティアへの参加を自発的に継続してほしいと思います。 そのようなところから生まれる、個人のちょっとした意識の変化が、「人権を尊重し、誰もが働きやすい職場環境」づくりにつながっていくのではないかと思います。   ありしげ・さとし JXTGエネルギー(株)取締役 副社長執行役員。山口県出身。1980年九州大学卒業、日本石油入社。2008年 新日本石油(株)CSR推進部長、2010年 JXホールディングス(株)総務部長、2012年 JX日鉱日石不動産(株)常務取締役、2014年JX日鉱日石ビジネスサービス(株)代表取締役社長、2016年 JXビジネスサービス(株)代表取締役社長、2016年 JX不動産(株)代表取締役社長、2017年4月より現職。       text:PSM  photo:Junji TAKAHASHI        


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