
ボクらは日本一を目指す「東京ウィンターチャレンジャーズ」!
自分と仲間を信じて全力でプレーし、全員で勝利を目指す!
今回取材した「東京ウィンターチャレンジャーズ」の練習は、スペシャルオリンピックス日本・東京の活動にもなっている。
スペシャルオリンピックスは知的障がい者にスポーツの機会を提供するだけでなく、その成果を発表する場として4年に一度ナショナルゲームと世界大会を開催している。
2017年の冬季世界大会オーストリアには、このチームから多くのアスリートが派遣された。また、全日本フロアホッケー競技大会には、アスリートだけの「東京ウィンターチャレンジャーズ」とコーチを中心とした「東京Bonds」が異なるディビジョンで出場し、ともに優勝している強豪だ。
障がいのあるなしや、障がいの違いによる競技力の差はある。それでも誰もが一緒に試合や大会に参加できるのは、ディビジョニングという考え方があるからだ。スペシャルオリンピックスでは、可能な限り同程度の競技レベルのアスリートが競えるように性別、年齢、競技能力によって、グループ分け(ディビジョン)が行われる。だからこそ全員が楽しめる。チームスローガンの「自分と仲間を信じて、全力でプレーし、全員で勝利を目指す!」で勝利に向かってひとつになっていた。
チームスローガンの「自分と仲間を信じて、全力でプレーし、全員で勝利を目指す!」で勝利に向かってひとつになっていた。
Qスペシャルオリンピックスってなに?
「知的障がいのある人たちにスポーツのトレーニングの機会とその成果の発表の場である競技会を提供する国際的なスポーツ組織」がスペシャルオリンピックス。
日本ではスペシャルオリンピックス日本という団体が日常プログラムと競技会を開催している。フロアホッケーは1968 年の第1回スペシャルオリンピックス国際大会から実施されてきた主軸の競技だ。
NPO 法人スペシャルオリンピックス日本・東京 事務局次長 増田絵里さん
「スペシャルオリンピックス日本の下で、スペシャルオリンピックス日本・東京をはじめとした地区組織が各種スポーツプログラムや文化プログラムの活動を実施しています。こうした活動を知っていただくこととともに、参加アスリートを増やすこと、ボランティアを増やすことに取り組んでいます。興味を持たれた方はぜひ、私たちのホームページで詳細をご覧ください!」
取材・文/長沢潤
写真/編集部
協力/スペシャルオリンピックス日本・東京