【仮面女子】猪狩ともか 主演映画に初挑戦!
車いすで活躍するアイドル・猪狩ともかさんが主演を務める映画
『リスタート:ランウェイ~エピソード・ゼロ』が、Amazonプライムビデオで絶賛配信中。
舞台挨拶の場で取材した様子をお届けするとともに、この作品の魅力についてご紹介しよう!
「仮面女子」の猪狩ともかさんが、初めて主演を演じた映画『リスタート‥ランウェイ〜エピソード・ゼロ』が制作され、amazonプライムビデオで配信中だ。
猪狩ともかさんが演じるのは、交通事故で車いす生活となった車オタクのひきこもり女子・ヒナタ。物語は、彼女が一台のスポーツカーに出会ったことをきっかけに、車いすからクルマへと乗り換え、カーレーサーだった父親の背中を追う。バラバラだった家族の再生の物語を描く、ヒューマンドラマだ。
映画に込める想い
主演を務めた猪狩ともかさんは、「車いす生活になったことで仕事の幅が広がったようなところもあるので、それをマイナスではなく、ケガの功名のようにとらえて、求められていることに全力で応えていこうと思います」と話す。
手塚理美さんや、忍成修吾さんをはじめとした他キャストに助けられながら、初主演をやり遂げたという。
「喋り方の稽古をするときは、バリアフリー対応のカラオケボックスで練習することもありました。ヒナタは暗いキャラなので、誰にでもある内面の闇みたいなものを監督に引き出してもらいながら、指導してもらったりしました」
猪狩さんのおかげで、アットホームな雰囲気に包まれたと話すのは、同じく車いす生活を送る俳優の日置有紀さん。
「猪狩さんは、すべてを自然にやっている印象がありました。ありのままの猪狩さんと一緒に演技するなかで、『ああ、私もがんばろう』って、思わせるような力強さを感じてましたね」
監督を務めた帆根川廣さんに、映画の見所について聞いた
「車いすの方の出演と知って、メディアには『障がいをテーマにした映画をつくっている』と取り上げられますが、そうではありません。心のバリアフリーをテーマに、いろんな題材を通して、問いかけていきたい気持ちを込めています。障がいの他にも、人種とか世代、性別など、いろんな部分でバリアってありますよね。障がいに特別なスポットを当てるのではなくて、誰にでも共通して問題提起できるような作品を目指しました。そこをわかりあうことで幸せになれることもあるはずです」と話す。
年始めにぜひご覧ください。
取材・文/編集部
写真/編集部、バリアフリー・フィルム・パートナーズ
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