パラアスリートたちの軌跡① ドリーム対談1/2
マーク・レーム/Markus Rehm 1988年、ドイツ生まれ。バイエル04所属。T64クラス。14歳の時、ウェイクボードの練習中にボートのスクリューに右足を巻き込まれ切断。2009年にパラ陸上にデビュー、初出場したロンドンパラリンピックでは7m35㎝で金メダル、4x100mリレーで銅メダル。14年、一般の陸上競技のドイツ選手権に出場し8m24㎝をマークして優勝すると、競技用義足の優位性について議論が巻き起こる。16年のリオデジャネイロパラリンピックでは8m21㎝で大会2連覇を達成。2018年8月、8m48㎝で世界記録を更新した。 伊藤智也/いとう・ともや 1963年、三重県生まれ。バイエル所属。T52クラス。1998年、多発性硬化症を発症し車いす生活となる。2001年に大分国際車椅子マラソンでデビュー、03年にパラ陸上の世界選手権に初出場、400m、1500m、車いすマラソンで金メダル、800mで銀メダル。パラリンピックはアテネに初出場し、北京では400m、800mで金メダル、200mで銅メダル。ロンドンでは200m、400m、800mで銀メダルを獲得し、現役を引退。2018年に復帰、ジャパンパラ競技大会では200m優勝、400m、800mで2位。
取材・文/宮崎恵理 写真/吉村もと 取材協力/バイエル ホールディング株式会社