パラアスリートの軌跡⑦ ニッポンランナーズ 米澤諒
福祉農園エスプールプラスに勤務。午後の練習を会社がサポート 米澤の職場であるエスプールプラスは、企業に向けて障がい者雇用の職場として貸し農園を運営しており、そこの運営スタッフとして勤務する。 千葉県と愛知県にある農園には大手企業を含めて200社が参画。1000名以上の障がい者一般就労を実現した。参画企業は農場をノーマライゼーション社員研修やCSRに活用している。生産した野菜は外部販売せず、参画企業の職場などに届けられて、それは社員のコミットメント向上にもつながっている。 社長の和田一紀さんは「地域の自治体や福祉団体と一緒に障がい者の働ける場所をつくりたい」と話す。米澤は初のアスリート雇用。「競技活動は本人が引退するまで、東京パラリンピック後もサポートします」 エスプールプラスのアスリート雇用に関する問い合わせは 事業本部 ☎03-6859-6555(星田)まで
取材・文・写真/安藤啓一