
パラリンピック22競技の見どころ【第7回 車いすバスケットボール】
マンガでも有名になった「車いすバスケットボール」。個性的な選手たちのプレーは必見です!
スクリーンプレーや3ポイントシュート
車いすならではのテクニックに心酔
コートの広さ、リングの高さなどのルールは一般のバスケットボール同様。選手は障がいの状態、程度に応じて1.0~4.5点にクラス分けされ、コートで戦う5人の合計が14.0点以内でなければならない。ダンクシュートはないが、片方のホイールを持ち上げた状態のまま片手でシュートしたり、車いすを使って相手チームの動きをブロックして味方のシュートを援護するスクリーンプレーなど、車いすバスケならではのプレーが見どころだ。近年、障がいが軽いハイポインターの活躍だけでなく、ミドルポインターがゲームメイクし、ローポインターが3ポイントシュートを決めるなど、役割も多様化している。タイヤの焦げた匂いが体育館に漂うほど、熾烈さを極める。迫力あるゲームに注目したい。
日程:8月25日(水)~9月5日(日)
会場:有明アリーナ、武蔵野の森総合スポーツプラザ
文/宮崎恵理 写真/吉村もと