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  パラリンピック22競技の見どころ【第15回 パワーリフティング】

パラリンピック22競技の見どころ【第15回 パワーリフティング】

鍛え抜かれた胸や腕の筋肉。選手たちのビルドアップされたカラダを見るだけでも感動モノの「パワーリフティング」。パワーとテクニックの両方がぶつかり合う競技です。

下ろして挙げるまでわずか3秒
力だけでなく美しさが記録を作る

おもに下肢に障がいがある選手が出場し、台の上で仰向けになりバーベルを押し上げるベンチプレス競技。障がいによるクラス分けはなく、男女とも体重別の階級で競技が行われる。選手はラックからバーベルを外した後、まっすぐ胸の位置まで下ろしていったん止めてから、再び真っ直ぐに押し上げる。少しでもバランスが乱れたり、胸の位置で止められなければ失格となる。試技の時間はわずか3秒。選手はこの3秒のために競技人生を懸けている。2016年リオ大会ではイランのシアマンド・ラーマンが人類初となる310kgを成功させ、世界を驚かせた。

 

日程:8月26日(木)~8月30日(月) 会場:東京国際フォーラム

文/宮崎恵理 写真/吉村もと



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