パラリンピック22競技の見どころ【第16回 馬術】
規定種目には20~30の課題があり、クラスによって難度や歩き方が異なる「馬術」。馬が踊るようにステップする自由演技はとても華やかです。
正確でリズミカルな動き
馬と人とのハーモニーを楽しむ
馬とともに演技し、その技の正確さや美しさを競う馬場馬術。パラリンピック唯一の採点競技だ。障がいの内容や程度により5クラスがあり、クラスに応じたテクニックを披露する。種目は個人課目、団体課目、自由演技課目の3つ。自由演技課目は個人課目の上位選手だけが出場し、音楽に合わせた踊るような演技が見られる。演技での注目ポイントは、馬の顔の向き。地面に対して垂直になるような状態が最も美しい姿勢と言われている。この姿勢ができているのは、選手とのコミュニケーションがしっかり取れている証拠。人と馬の調和が見どころだ。
日程:8月26日(木)~8月30日(月) 会場:馬事公苑
文/宮崎恵理 写真/吉村もと