パラリンピック22競技の見どころ【第20回 カヌー】
カヤックまたはヴァーの上で上半身だけでバランスをとりながら進む「カヌー」。トップ選手は時速20km近いスピードになり、スピード感も楽しめます。
鍛え上げられた上半身が生み出す推進力
水面を疾走するスピードが魅力
下肢に障がいのある選手が、カヤックまたはヴァーに乗り込んで200mのスプリントタイムを競う競技。2016年リオ大会から正式競技になった。ボートと異なり、選手は進行方向を向いてパドルで水をかき推進させる。障がいの程度により男女別にそれぞれ3クラスに分けられている。選手はカヌーに体をフィットさせる工夫を凝らし、カヌーと一体となってパドルを漕ぐ。200mを40秒ほどでゴールする、そのスピードが魅力だ。
日程:9月2日(木)~9月4日(土) 会場:海の森水上競技場
文/宮崎恵理 写真/吉村もと