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  みんなで一緒に日本代表を応援しよう!「NHK PARIS&PARA DAYS」開催

みんなで一緒に日本代表を応援しよう!「NHK PARIS&PARA DAYS」開催

パリパラリンピック期間中の8月31日~9月1日、NHKが主催し、TEAM BEYOND(東京都パラスポーツ応援プロジェクト)が協力する「NHK PARIS&PARA DAYS」が都内で開催された。

イベント初日は陸上競技を観戦

このイベントは、会場に集まった参加者が一体となって、パリパラリンピックに出場している日本代表を応援しよう!というもの。初日はゲストと一緒に競技を観戦する「パラリンピック観戦トークショー」、2日目はテレビの生放送とともに観戦する「“公開生放送型”パブリックビューイング」が行われた。また、会場のとなりのスペースでは、展示された競技義足や競技ボールなどを手に取ったり、さまざまなパラスポーツ体験ができる「パラスポーツにふれてみよう!」が開催された。

取材に伺ったイベント初日のパラリンピック観戦トークショーは、フリーアナウンサーの北原俊佑さんがMCを務め、タレントの吉富さくらさんと、パラリンピアンで陸上短距離と走り幅跳びの選手の大西瞳さんがゲストとして登壇した。

フリーアナウンサーの北原俊佑さん(右)がMCを担当。タレントの吉富さくらさん(中)、パラリンピアンの大西瞳さん(左)がゲストとして登壇

この日は陸上競技が生中継され、まずは男子5000メートル視覚障がいのクラスを観戦。北原さんは学生時代に陸上中距離の選手だったというだけあって、ちょっとマニアックな解説付きMCで参加者の耳を引き付けた。また、ダンスをやっていたという吉富さんは、「母が陸上選手だったこともあり、ダンス以外にやるなら陸上だと思っていた」とのこと。大西さんのパラリンピック現場情報も加わって、会場に集まった参加者はパラ陸上の魅力にどんどん引き込まれていった様子だった。

MCの北原さんは元陸上選手。「ペースアップよりペースダウンがきつい」「目が見えないのにトラック内側のレールを踏まないのがすごい」など経験者ならではの解説で会場を盛り上げた
最初の挨拶を手話を交えて行った吉富さん。パラスポーツは「知れば知るほど奥が深く、観戦がよりおもしろくなる」という

競技の合間には、パラリンピックの歴史や豆知識を吉富さんが紹介。また大西さんは、自身が出場したリオ大会の競技映像を解説したほか、使用する競技用義足を公開し、実際に脚につけて走り方をデモンストレーションした。

大西さんは自身が使う競技用義足を披露。義足に体をフィットさせるための苦労や、足にはめるソケット部を大好きな花柄で作って気分を上げる話などを聞かせてくれた

パラリンピックは、独自のルールやクラス分けなどがあり、また選手の障がいの程度や競技力を高めるための苦労など、わかりにくい部分がたくさんある。だからこそ、今回のイベントのように、解説付きで観戦できると、より楽しめることは間違いない。さらに、大勢で応援すると興奮度が格段にアップする。こうした催しがもっと増え、パラスポーツファンがもっともっと増えると素晴らしいなと感じた。

パブリックビューイング会場のとなりのスペースでは、競技用義足やボール、NHK「アニ×パラ」関連の展示などがあり、一般開放されたこの日は大勢の人が訪れていた


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