中外製薬主催 デフフットサル体験会!
東京都新宿区にある『銀座deフットサル神楽坂スタジアム』にて、中外製薬主催のデフフットサル体験会が行われました。
デフフットサルとは、聴覚に障がいを抱える方たちがプレーするフットサルです。大体のルールは、通常のフットサルと変わりません。普段補聴器を付けている選手は、プレー中には外すことになります。
会場にはデフフットサル日本代表候補の設楽武秀さんをはじめとした、世界で活躍する選手が集まりました。各地でプレーする選手たちに教わりながら、健常者でフットサル未経験の人たちも一緒になって学んでいきます。
小学4年生の時にサッカーを始め、大学時代にデフサッカー日本代表に選出された経験もある設楽さん。なんと、今年9月に中外製薬への入社を決めました!
CSR推進部に配属され、「障がいを抱える人たちと健常者でのコミュニケーションの場を増やしたい」との意気込みを明かしました。今回の体験会も、パラスポーツをもっと身近に感じてもらいたいという想いから開催に至ったのです!
会場では3チームに分かれ、7分ハーフの試合を行いました。健常者の方は、耳栓をしながらプレー。その状態でも会話はある程度聞こえるので、最初こそ違和感はありませんでした。
しかし、いざ試合になると、ボールを蹴る音や足音がうまく把握できません! 必然的に、視覚からの情報だけを頼りにして動くことになります。
そのため後ろの人の行動や声が読めず、皆さん非常に苦戦。「普段はキーパーが声をかけることが多いから、怖くなってしまった」という意見もありました。
それでもジェスチャーで必死に指示を出し、終盤では見事なパスワークを魅せた各チーム。戸惑っていた個々人も徐々にパフォーマンスを上げ、代表選手たちにも引けを取らない動きを見せていました!
「音が聞こえないながらも、情報を読み取ろうと頑張ってくれていることはとても嬉しかった。少しずつ、こうした体験会を増やしていってデフスポーツの存在を広めていきたい」とコメントした設楽さん。
耳栓を外した瞬間、聞こえてくる音の大きさに一同驚き。最後は皆で感想を話し合い、健常者と障がい者、その垣根なく交流することができました。
いい汗かきました! お酒がうまい!
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