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  障がい者スポーツフォーラム2018 開催!

障がい者スポーツフォーラム2018 開催!

2018年12月2日(日)、日本体育大学の講堂で「障がい者スポーツフォーラム2018」(毎日新聞社主催)が開かれました。 今回のテーマはズバリ、2021年から先の未来で、どのようにパラスポーツを盛り上げていくかです! パラリンピックが終わったら誰も注目しなくなる、なんて可能性もあります。そんな不安を抱えながらも現在の普及活動に尽力されている選手の方々が登壇し、パラスポーツの理解を深めるとても濃い2時間となりました。 プログラムは3部構成となっていましたが、1部の石井康二選手(車いすソフトボール)と大日方邦子さん(アルペンスキー元日本代表)のトークショーでは、写真を撮り忘れるくらい夢中になってしまいました。それほど、おふたりの想いが熱かったのです!   石井選手は、日本のパラスポーツは同じ競技を二度観にいく気になれないことがあるそうです。「海外の試合は興奮して『また観たい!』という気持ちが自然と出てくるのに」と、海外の状況を比較しながら説明。しかし、その状況が今後の国内パラスポーツの課題であると同時に、伸びしろでもあるのだと分析していました。 石井選手が活躍する車いすソフトボールの発祥は約7年前。健常者も一緒にチームとして参加できることが特徴のスポーツです。 その魅力は「本気」なこと。負けたら悔しく、泣くことだってある。その気持ちに障がいの有無による壁はないと、会場内に強く伝えていました。 パラリンピック種目には選ばれていない車いすソフトボールですが、石井選手は「種目に選ばれないことのメリットは、勝ち負け関係なく楽しめることですね」と前向きです! 競技性だけに縛られないことが、スポーツを愛する秘訣だと熱く語っていました。   大日方邦子さんは今後の普及活動に不安を覚えながらも、これからの発展に更なる期待を寄せていました。 その未来のため、疎かになりがちな大会の運営(パンフレットの配布やグッズの販売)に努め、もっと支えたいと思ってもらえるような活動に挑戦し続けています。 障がい者スポーツ大会の観客席は、まだまだ空席が目立つ状況です。今ある魅力をもっと上手に伝えていくことが大切だと感じました。競技と直接関係のないところであろうと、そこからパラスポーツを知り、まわりへ拡散してくれたら嬉しいですね。   当イベントでは篠田麻里子さんが登壇しての介助犬活動紹介、世界選手権で金メダルを獲得されたウィルチェアラグビー日本代表の永易雄選手・倉橋香衣選手の車いす体験会も開催されました。 インターネットで調べても一生手に入ることのない衝撃と興奮がそこにはありました。皆様もぜひ足を運んでみてください! 大会会場でも、今回のようなイベント会場でも構いません。「みる」人から「かかわる」人へ…少しずつ見方を変えていきましょう。そうすればもっと、パラスポーツが楽しくなるはずです!   Text&Photo : Yuto Kagami


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