パラアスリートの軌跡⑭ 車いすバスケットボールアシスタントコーチ 京谷和幸
きょうや・かずゆき 1971年、北海道生まれ。室蘭大谷高校時代、サッカー選手としてバルセロナ五輪代表候補に選出。91年に当時のジェフユナイテッド市原とプロ契約。93年、交通事故に遭い脊髄損傷を負う。94年に千葉ホークスに入り、車いすバスケットボール選手となる。パラリンピックには、2000年のシドニー大会から4大会連続で出場。北京大会では、日本選手団の主将も務めた。現在、車いすバスケットボール日本男子チームのアシスタントコーチを務めながら、城西国際大学サッカー部で外部コーチをする。09年3月には、京谷さん自身の実話をもとに描いた映画『パラレル』が公開された。現在、ヘッドコーチに就任。
取材・文/西所正道 写真/高橋淳司