
パラリンピック22競技の見どころ【第5回 競泳】
「競泳」には、さまざまな身体障がいをもつ選手、知的障がいの選手が出場します。パラリンピックの花形競技のひとつです。
障がいによる工夫が見られる
オリンピック同様に人気が高い競技
陸上競技と同じく1960年第1回ローマ大会から実施されている。一般の競泳競技規則に則って行われるが、さまざまな障がいの選手に対応する独自のルールがある。たとえば下肢障がいの選手では水中からのスタートや、コーチが体を支えるなどの補助が認められる。上肢障がいの背泳ぎでは、スタートの際チューブなど補助具の使用も認められている。視覚障がいの選手には、ターンやゴールを知らせるタッピングが行われる。選手は、競技能力が同程度という基準によってクラス分けされている。障がいのある体を使って泳ぐ姿は、「今ある能力を最大限生かす」というパラリンピックの理念そのものだ。近年、日本の知的障がいクラスの選手が世界記録を更新するなど、活躍が目覚ましい。オリンピック同様、人気ある競技だ。
日程:8月25日(水)~9月3日(金)
会場:東京アクアティクスセンター
文/宮崎恵理 写真/吉村もと